後脛骨筋腱炎と思われる痛み(20代 男性 サッカー)

 小学生の頃から怪我やメンテナンスで定期的に来院している方です。社会人になってもクラブチームでサッカーを続けていますが、最近は年に1~2回の通院です。かといって怪我や故障と無縁ではなく、ある程度は自分で対処法などを調べたりして管理してるようです。
 今回は約半年ぶりの来院。2か月前くらいから両足の内くるぶし下部周辺が痛いそうで、痛みの強さは右のほうが悪く、歩いても痛いと言います。左足は右でシュートを打つ際に踏ん張ると痛みが出ます。自分でネットで調べてみると「腱膜炎のようだ」と、いろいろストレッチをしましたが治りません。痛い場所からしておそらく後脛骨筋腱炎のようです。右足の脛舟靭帯(三角靭帯の一部)付近に圧痛があります。

 通常の医療系の治療では、アイシングや温熱療法、足底板(アーチサポート)やテーピング、ストレッチや筋力強化で回復を図りますが、これだけでは長期間に渡って苦しむことになります。
 

 当院の施術では、まず下肢全体の疲労除去、筋肉のメンテナンスで環境を整えてから、靭帯の圧痛を取ります。そして痛みの直接の原因となっている関節の調整です。これを2~3回に分けてしっかり行います。
 立ってもらって痛みの確認。
 「足首全体が、すごく軽くなりました。歩いたり踏み込んでも痛みはありません」
 「原因となっている関節の問題は、医学的に分かっていないので、インターネットで調べても出てこないからね。」と説明すると、ニッコリ笑って納得、という感じでした。また頑張ってください。