ラケットを振ると肩が痛い（小５女子　バドミントン）

2023年10月28日 2024年1月30日

【ひろた自然形体療法院】

　大きな大会を控え、一週間前からスマッシュを打つときに右肩が痛くなり始めました。
　来院時は、シャドウで腕を振っても痛みが出ていました。
　検査すると全体的に、小学生とは思えないほど全身に疲労がたまって筋肉もこわばっている感じ。これでは痛みが出てもおかしくないですね。
　骨盤の歪み、腰背部と肘周りの筋肉のこわばりがあります。そしてもちろん、肩回りも凄いことになっていました。
　仰向けで腕を挙上した状態から、角度をつけて曲げていくと、ビクともしません。問題なければスムーズに曲がるものなのですが。相当肩回りが癒着している状態です。
　ここを施術して、腕を振ってもらうと、痛みがありません。次に、ラケットを振ってもらいましたが、これも大丈夫。ここでようやく笑顔が見られました。
　しかし、癒着はまた繰り返すものです。大会後にまだ痛みがあれば予約してくださいと伝えて終了しました。

　大会が終わった週明けにお母さんから電話がありました。まだ痛みが残るようです。
　試合中は、遠くにシャトルを返す時に「少し痛かった」そうです。それでも、以前よりはずっと良かったようです。施術前、シャドウの腕の振りは大丈夫です。
　若いせいか、初回にこわばっていた腰背部や背中は大分改善していました。回復力が早いですね。肩回りも、初回よりはずっとスムーズに曲がります。再度、肩回りを施術していくと、見ていたお母さんが、
「この前よりずっと柔らかくなっていますね。全然違います」
　傍目にもスムーズに動くようになったのが分かるようです。施術後は、ラケットを振ってもらって確認するまでもありません。しばらく大丈夫でしょう。
　ただし、猛練習がたたっての今回の痛みですから、自分でしっかりケアすることと、何かあったらまた来院してくださいと伝えて終了しました。