右足甲の痛み・長母指伸筋腱炎(高3 男子 バスケットボール)

 バスケットボールの強豪校部員。3週間前の試合中に急に右足甲が痛くなりました。歩いても痛いということで、整形外科に受診。レントゲン、MRI検査では骨に異常はなく、腱や筋肉の断裂や損傷も見当たらないということでした。結局、正確な痛みの原因も分からないので練習は休んで様子を見るしかありません。来院されたとき、痛みのピークは一週間前ということでしたが、まだ歩いても痛みがありました。
 仰臥位で(つまり体重がかかっていない状態で)足首を底屈、背屈しても痛みが出ます。場所は右足親指から足首までの15センチの長さの範囲。ここは長母指伸筋の腱しかない場所なので、症状名をつけるとしたら長母指伸筋腱炎でしょうね。
 これは痛みが出ている腱の施術だけでは改善しません。また、医療系で行われるインソールやアイシング、テーピングなどでは効果を期待できません。
 一番効果があるのは、自然形体療法独自開発のマザーキャット施術です。広い範囲で施術して、痛みの出ている腱の負担を和らげたり、ストレスを軽減させていくことが重要です。
 施術していくと、まず底屈の痛みが無くなりました。続いて背屈の痛みも消失しました。立って歩く動作の痛みもありません。1時間足らずでこれだけ痛みがなくなるのですから、原因とその対処法が間違っていないことの証明です。
 遠方にお住まいなので、最後にストレッチ法を教えて終了です。まだ全力でやると痛みがあるかもしれません。
 急に激しい運動は避けて、徐々に慣らしていきましょう。

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