試合中に突然腰痛（小５ 男子 ミニバス）
【ひろた自然形体療法院】 ２日前のミニバスの試合中（２試合目）、相手ゴール前で自分からみて左方向にドリブルで抜こうとしてから左足で踏ん張ってストップしようとした動作で腰に激痛が走り、そのまま崩れるように倒れてしまいました。直後は歩くのも困難だったようです。
その日のうちに整形外科でレントゲンを撮った結果は「骨には異常なし」で、痛み止めと胃薬を処方してもらいます。あまりに痛そうなので、以前親戚の子供が当院で捻挫の施術を受け、帰りは普通に歩けて驚いた、という話を思い出し予約されました。
お母さんからの電話でもかなり悪そうな感じでした。高速道路利用で２時間半（途中休憩含む）をかけての来院です。駐車場からの様子を施術室の窓から眺めていると、お母さんに手を引かれて歩くのも辛そうです。最初に施術台に腰を掛けてもらって話を聞きますが、両手をベッドについて苦しそうです。座ってても痛みで力が抜けないんですね。
ミニバスの試合前日には、学校の体育の授業でクロスカントリーを８kmやったそうです。そのころからお腹が痛かったり調子は悪かったと言います。
寝てもらって身体を触ってみると、予想通り全身の筋肉が固く強張っています。特にお尻から下半身。クロカンの影響でしょうか。お尻も小５とは思えないほど筋肉が発達していますが、状態はガチガチです。
「この子は本当に身体も筋肉も固いんです」とお母さん。個人差もありますが、過労も原因ですよと説明しながら施術です。
これだけ重症だと、出来る限り優しい施術が有効ですが、使用する手技の半分は痛みが出るので、痛くない手技のみで少しずつ筋肉の緊張をとっていきます。
だんだん痛みも取れ、痛みが出て使えなかった手技もできるようになってきました。寝ているときはかなり痛みが無くなったので、最後に起きてもらうとまだ楽に腰を掛けることが出来ません。座位で左右に振り向いても激痛、前屈もかなり苦しそう。そこからいくつかの方法で追加で施術し、それでも来た時よりは痛みが軽減しました。
まだ立って足踏みをしようとすると、痛みで足が上がりません。すり足気味でしか歩けません。
明日の予約も必要かと思いますが、遠方からなのでもう少し何とかしたい。それで、午前中の最後の枠だったので、昼食をはさんで昼休み時間でもう一度施術することにしました。
１時間後、車から降りて歩いてくる様子を観察していると、１時間前よりスムーズに歩いています。これはかなり希望が持てますね。施術室に入ってくるなり、お母さんが「車の中で本人が足の筋肉が柔らかくなったというので、私も触ってみたら本当に柔らかくなっていました」と驚かれていました。でしょ？（笑） ２回目が終わればもっと柔らかくなりますね。
さて、ASIS付近に両サイド圧痛がありますが、ピンポイントで狙って施術して痛みは消失。１回目のときよりさらに使える手技も増え、表情も穏やかになってきました。最後、立ってもらって「足踏みしてみて」というと、恐る恐る足を上げますが、上がる！ 思わず本人もニッコリ「凄い！」と言ってくれました。これなら、一晩経てばもっと楽になるでしょう。様子をみて次の予約を考えることにしました。
小学生の場合、特に初来院の場合は親にお礼を促されてから言葉が出るのが普通ですが、自分から「ありがとうございました」と笑顔で言ってくれました。いえいえどういたしまして（笑）
外にでて、車に乗り込むまではまだ姿勢が悪い感じでしたが、家に帰ってお風呂に入ればもっと楽になるでしょう。当院の筋肉ケアは効果が持続するので、明日～明後日のほうがさらに楽になるでしょう。お大事に！
