腰椎３か所の狭窄症とヘルニアが劇的改善（70代　男性　自営）

2023年7月12日 2024年1月30日

【ひろた自然形体療法院】

　数年前にも腰痛で来院されているかたですが、予約の電話の時点でかなり重症な感じが伝わってきます。
　今年に入ってから次第に悪化しているようで、病院から処方されている痛み止め頼みです。就寝時も薬が切れてくると右腰～右足に痛みがひどいのでかなり辛そうです。レントゲンでは異常はないそうです。

　初回、問診時に座った状態でも辛そうで、施術ベッドに横になってもらっても苦しそうです。しかし、筋肉のこわばりを取っていくと次第に痛みが治まってきました。
「不思議ですね、まるでロキソニンを飲んだように痛みが引いてきました」
　しかし、問題はこれからです。寝ている状態で痛みが引いても、起きるときの動作や座位になったときに激痛があれば、最悪、圧迫骨折の可能性もあります。そのことを伝えて起きてもらうと、やはり激痛です。
　圧迫骨折か、かなり椎間板がつぶれているか、これはMRIを撮らないと分かりません。圧迫骨折だけは、痛みの緩和はできても根本治療は無理です。その場合は病院の指示に従いましょう。

　２週間後、電話連絡がありました。かなり辛そうです。
「MRI検査の結果、腰椎２番から５番までの３か所に脊柱管狭窄症とヘルニアが見つかりました。前回施術の後、調子が良かったので、また施術をお願いします」ということでした。

　狭窄症とヘルニアという大変な状態ですが、初回の施術に効果があったということは、詰めて施術すれば早期回復が期待できます。
　患者さんには、可能であれば毎日通ってください、それが無理なら最低でも週２回は必要ですと伝えました。最初は驚いていましたが、仕事で無理な日を除き、週に４回ほど通院されました。痛みは順調に改善していきました。
　次週に来院されたときは、「もう全く痛みはありません」と言われていたので、計５回で終了です。あれから20日ほど経ちますが、大丈夫のようです。