大腿二頭筋・肉離れの後遺症（大学１年　男子　サッカー）

2023年10月3日 2024年1月30日

【ひろた自然形体療法院】

　肉離れの瞬間は切れる音がしたといいます。MRI検査で内出血もしていることも確認されましたが、診断は軽度の１だったそうです。重度が３ですけど、きっぱり三段階で状態が分けられるはずもないですから、中度の２に近い１、といったところでしょうか。

　昔から通っていた治療院で処置をしてもらい、普通に歩けるまでは回復しましたが、２週間経っても本格的に練習を開始するには痛みと不安があるので、当院にお出でになりました。

　圧痛もなく、内出血のしこりもない感じだったので、傷を修復する施術はもう不要でしょう。縮んで固くなった筋肉を元に戻してやることが必要な時期です。
　とにかく全身が疲労の塊で、筋肉が固くなっています。まずは通常の施術で全身治療を行います。一通り終えてから、立ってもらって痛みの確認です。まず、深い前屈で痛み・違和感があります。また、立って膝を速く曲げる動作でも同様です。この痛みがなかなか取れないと言います。
　この場合は、痛みのでる動作で施術を試みます。
　まず前屈の動作で痛みが軽減しました。表情がパッと明るくなりました。続いて足を曲げる動作での施術です。これはもっと結果が出ました。「あ、痛くない、かも」少し違和感はあるようですが、みるみるうちに痛みが軽減していくので、思わず笑顔がこぼれます。
　見ていたお母さんも驚きながらも嬉しさを隠せません。
　自己療法と、チームメイトからこんな感じでやってもらってと、手技を説明して終了です。
　全力で走れる日は近いでしょう。頑張ってください。