「身体が楽になってルンルン♪」パーキンソン病(60代 女性)
2か月前に急性腰痛で来院された60代女性の方。
痛みで治療室に入ってくるのも辛そうでしたが、他の腰痛患者さんと違っていたのは手足、身体の大きな震えでした。一目見て(パーキンソン病かな)と思いましたが、このときは主訴の腰痛に集中です。
腰痛は骨盤の強い捻じれからくるもので、これはウソのように楽になり、喜んで帰らえれました。ただ、腰痛の治療中も全身が大きく震えているですからパーキンソン病も気になります。
でも腰痛治療に加え、基本的な全身治療でもパーキンソン病には有効のはずですから、私が説明しなくても後日、本人から連絡が来るだろうという確信がありました。
その後半月経過して電話連絡がありました。
「身体の調子が良いのでしばらく治療を続けたい」と!
上半身、左手、そして特に大きい揺れの左足。寝ているときも震えるし、緊張するとさらに強くなるそうです。
その後、週1回のペースで治療し、5回目くらいから身体の震えもかなりおさまってきました。
通院している病院に行くと、看護師さんから「震えが少なくなったけど、何かやっているの?」と聞かれたそうです。
ご本人も「すごく体調がいいんです」と嬉しそうにされていました。
後日、その方の紹介で来院された方のお話。
「○○さん、以前は車酔いがひどくて遠出できなかったのに、最近は酔わなくなったからどこでも行けるそうですよ。それと温泉も一緒に入りたくなかったほど痩せているのがコンプレックスだったのに、体重が3kg増えたといって喜んでいました」
とにかく気分が良くてルンルンだとか いいですね、このまま続けましょう。
難病だとか、原因不明だとされる病気ほど、自然形体療法が必要なんだと再認識です。
(旧ブログ『カラダのミカタ』より転載)