セルフケア《バンザイ深呼吸》健康づくりに胸式呼吸もお忘れなく。
今回から、症例報告だけでなく、セルフケアとして簡単な体操や、他サイトの動画などの情報提供を行っていきます。
《バンザイ深呼吸》
胸式呼吸で気分をリフレッシュし、酸素をより多く体内に取り込みます。
また肋骨を上げ、気管支の緊張を和らげるため、いびき、パニック障害、不安などにも効果が期待できます。
(1)立っていても座っていても出来ますが、高齢者の方は転倒防止のため、座った状態で行いましょう。
(2)大きくバンザイをして深呼吸をしますが、ポイントがいくつかあります。
・両手はあまりピンと伸ばさず力を抜きます。
・後ろに反りかえりながら、手、目、口を大きく広げて行います。
※手、目、口を大きくあけることで、より大きく反ることができます。
※腰椎椎間板ヘルニア等の方で反って痛みが出る場合はやめましょう。
(3)1回から数回深呼吸したらゆっくりと吐きながら手を下ろします。
(4)以上を数回繰り返しますが、手を斜めに開いて行うと胸が広がり、真っすぐに上げると肋骨を引き上げますので、二通り混ぜてやると効果的です。
普段私たちは、デスクワークや車の運転など、つい前かがみや背中を丸めて作業しがちです。
メディア等では横隔膜を使っった《腹式呼吸》の方を勧めることが多い感じがしますが、両方取り入れることで、普段使わない筋肉を使うことが出来ます。
特に肋間筋を使う胸式呼吸は、息を切らす様な強めの運動をするときにも必要です。胸式呼吸が出来ないと必要な酸素が取り入れられないので、非常に苦しむことになります。
パニック障害や過呼吸、喘息なども、息をうまく吸えないことが要因の一つです。
(旧ブログ『カラダのミカタ』より転載)