肩に石灰が溜まって動かない(60代 女性 自営業)

主訴はぎっくり腰でしたが、痛み方が骨粗しょう症からくる骨折の疑いがあり、レントゲン撮影等も含め現在経過観察中です。
骨粗しょう症の治療でカルシウム剤を服用していて、骨密度がある程度改善してきたということです。しかし、5か月前ほどから両肩の痛みと動きが悪くなり、医者からは「カルシウムの飲み過ぎで肩関節に石灰が溜まった」ため、肩の症状が出始めたという説明を受けました。現在はカルシウム剤は中止しています。

バンザイ方向で右腕は目の高さまで、左腕はあごの高さまでしか上がりません。後ろ手にしようとすると、手首が体側の中心から後ろにいきません。
病名としては石灰沈着性腱板炎とか肩関節石灰沈着症になるのでしょう。

初回は一番つらい腰痛を主体に施術しましたが、姿勢を変えるときや起きる動作での痛み方が圧迫骨折しているときの痛み方と酷似していたので、「ぎっくり腰なら1~2回の施術で大丈夫ですが、これは圧迫骨折の疑いがあるので、レントゲンを撮ってください」と告げました。
「整形外科の先生には、折れていないと言われましたが?」というので、別の病院を勧めました。


肩は施術後半に少しやっただけですが、それでもかなり楽になったようです。可動域も上がりました。
4日後に2度目の施術。
腰の状態は少し良いようですが、念の為レントゲン撮影の予約をしてあるということです。(良かった)
肩の状態を聞くと、
「すごく楽になって、後ろで手が組めるようになりました」
バンザイ方向もどちらも目の高さまで上がります。
改善スピードとしてはかなり早いほうです。この調子で行きましょう!

【追記】
3日後に3回目の施術予約をされていましたが、前日に電話があり「やはり圧迫骨折していたので、通院はしばらく様子を見たい」と予約をキャンセルされました。一日も早い回復をお祈りします。