明日は準決、決勝戦のネンザ治療(中2 男子 バスケットボール)

高校生の兄とともに、怪我や故障でたびたび通院しています。車で片道二時間くらいのところをお父さんが毎回連れてきてくれます。本当に頭が下がります。
さて、昨日の試合でシュートチェックに跳んで着地する際に相手の足に乗って捻挫してしまいました。
一日挟んで明日が準決、決勝戦です。

捻挫の程度は軽~中度ですが、歩いても痛みが出ます。これでは試合に集中できませんね。
まず圧痛の改善と血行を良くする施術です。
自然形体療法による施術で、直接捻挫の痛みを改善できますが、自然治癒力もとても大切です。乱暴なことを言えば、よほどの大怪我でない限り、医者に行かなくても安静にしていればいつか治りますね。骨を折っても自然にくっつくし、裂傷や打撲も自然治癒力で治ります。
自然形体療法では、この自然治癒力が十分発揮できるようお手伝いする方法と、後遺症が残りそうな要因を取り除く方法を組み合わせます。圧痛なども自然に任せるよりは素早く改善できます。
圧痛がとれてきたら、足首の動きによる痛みをまず体重がかからない状態で改善させ、最後に立った状態で体重がかかった場合の痛みを改善させます。
膝曲げ、つま先立ち、歩行で痛みが出ないことを確認して終了です。

大事なことは、この後です。
ほとんどの場合、捻挫直後から湿布や氷、アイスパックなどで冷やし続ける人が多いです。無理もないですね、それが常識とされていますから。
※※※冷やさないでください※※※
先程も書きましたが、自然治癒力はとても重要です。そして自然治癒力で内部から傷や炎症を治すには栄養が大事です。栄養は血管を通ってきます。老廃物や壊れた細胞は静脈によって運ばれていきます(リンパも同様)。
冷やすことは、この血行の流れを阻害してしまうのです。応急処置で捻挫の直後に冷やすのは、内出血を直ちに止めるのが目的です。冷やせば血管が収縮するので、血が止まりやすくなります。つまり、冷やすことで血行を悪くして止血するということ。
熱を持っていても心配いりません。熱も大事な反応です(これについては後日、改めて記事を投稿します)
なので、怪我の直後の十数分~数十分は冷やしますが、その後も冷やし続けるのは、血行を悪くして自然治癒力を阻害するだけです。かといって患部を温める必要もありません。自然形体療法による施術のあとは自然に任せてください。

明日の優勝を祈っています!

(『カラダのミカタ』より転載)