痛みのない心地よい施術で安心です。
痛みが強く、ちょっと動いただけで激痛の方でも、痛みの少ない姿勢や方法を選んで施術します。
多くの方から「今までに経験のない優しい施術なのに、身体が楽になって不思議ですね」という声をいただきます。
西洋医学では原因不明とされる症状も、実は身体どこかに原因があるのです。また、痛みある患部以外の場所に、原因がある場合があります。
まずは当院にご相談ください。
次に、いくつかの実際の症例について説明します。
その他の症例については、「実際の施術例」をご覧ください。

◎頭痛/肩こり

肩周辺のイラスト

まず初めに、頭痛の多くは緊張性頭痛であり、肩こりや首こりから脳への血流不足、酸素不足で起こります。
肩こりは多くの方が経験する不快な症状ですが、命に別状のある状態ではないため周囲からは軽く見られがちです。しかしとても苦痛であるばかりか、悪化して病院に緊急搬送される場合もあります。
次に、関係する筋肉としては僧帽筋などがありますが、肩甲骨の裏にある肩甲下筋などもコリや血行に関係します。いわゆる“肩甲骨はがし”なども有効な手技となります。
なお、肩こりの原因と言われるものに姿勢の悪さ、特に前傾(猫背)して首が前方に傾くことが言われますが、実はそれよりも大事なことがあります。
そもそも、私たちは前傾姿勢をとらないと、何もできないのです。背筋を伸ばし、体幹と首の重心を揃え、真っ直ぐ前を向いた状態で何ができるでしょう。何も出来ませんね。歩くときはその方が良いですが。
逆に言うと、首を傾けて目線を下に向けた状態でも、それに耐える性質が首周辺の筋肉にはあります。
もちろん、一般的に悪い姿勢のまま(例えばパソコン作業)で仕事を長時間していると、巻き肩のような状態になってしまい、これはこれで問題があるので、胸を開く等のストレッチは必要です。
さて、最も肩こりを起こす姿勢は、“ムダに肩を上げる状態が続くこと”です。人は緊張したりストレスを感じたりすると、ある種の防御反応で肩をすくめてしまいます。ボクシングのファイティングポーズに似た状態です。
この肩を上方に上げる、肩をすくめる癖のようなものは、たとえ背筋を伸ばした一般的に良い姿勢をの状態であっても起こります。なので、姿勢を良くしても肩がこることになります。この状態は寝ていても起こります。布団に入って、本来は良い睡眠に向けてリラックスしなければならないときに、日常のストレスなどが頭にあると、つい肩をすくめて力が入ってしまうのです。ひどいときには歯も食いしばって寝てしまいます。
使わなくても良い動作で力が入りっぱなしのため、筋肉はどんどん疲労してパンパンになっていきます。
肩こりを防ぐには、一般的に悪い姿勢と言われる状態のときに、ムダに肩をすくめていないかをチェックしし、もし肩が上がっていたら下げるようにすることです。前傾姿勢のまま、肩を下げても、ちゃんと作業は続けられます。パソコン作業、料理などの家事、運転中、睡眠時(意識があるとき)などで、肩が上がっていないかチェックしましょう。

◎腰痛(ギックリ腰、慢性腰痛、ヘルニアなど)

腰回りの筋肉群

まず第一に、腰痛は非常の多くの症状と原因があり、それに見合った手技を選択しなければいけません。筋肉の痛みなのか神経の痛みなのか、神経でもヘルニア系なのか関節のズレによるものなのか、あるいは筋肉のこわばりによるものなのか。それによって対応する手技は変わってきます。


ギックリ腰の場合は、比較的分かりやすいのですが、まれに骨粗鬆症からくる骨折を生じている場合があり、注意が必要です。痛みきっかけはギックリ腰と似ていても、1~2回の施術で全く改善しない痛みの場合は骨折を疑います。もし圧迫骨折のような状態であれば施術は中止します。病院での診断と骨粗鬆症の治療が優先します。
ギックリ腰の場合、施術が3~4回までかかることは少ないケースですので、お早めにご相談ください。痛みで車に乗れないような状態のときは、出張も可能です。


それから疲労などからくる慢性腰痛は、筋肉の強張りが強い状態です。「特別無理をした覚えがない」という人でも、長年の疲労や、悪い生活習慣などで筋肉が強張り、血行が悪い状態になっています。重労働の仕事で常に無理をしている方などは、定期的にメンテナンスを行って、疲労を定期的に解消することが大切です。
腰椎椎間板ヘルニア、または椎間板の潰れなどからくる神経痛(坐骨神経痛など)は、組織そのものが壊れている(器質疾患)のため、回復には期間を要します。まれに症状がひどいヘルニアのような場合でも、腰椎の強いねじれの場合があります。除雪作業、除草作業などで捻れ方向が片側に偏ったまま続けていると、一時的に強い捻じれとともに、ヘルニアの様な激痛になることがあります。痛みが出たときの状況を詳しくお聞かせください。


なお、腰痛の解消法や予防法として“腹筋や背筋など、腰回りの筋肉を鍛える”ことは、むしろ逆効果です。筋肉量が少ない、筋力が弱い、といった原因では腰痛は起こりません。運動不足でもありません。
考えてみてください。誰でもが20代の頃に比べれば、たとえ運動や筋トレをしていても、筋肉量・筋力は次第に低下します。では、筋力のある10代~20代の人は腰痛にならないでしょうか? 逆に老化して筋力が低下したら全員腰痛になるでしょうか? 違いますね。
腰痛の多くは、運動不足でも筋力の低下ではなく、“無理をしたたため”に起こります。例えば毎日運動して、筋力トレーニングをして、かつ身体のメンテナンスをしているアスリートでも腰痛に悩まされます。勝つために無理をしているからです。


無理をしても腰痛にならないために筋肉を鍛えることはある意味、予防にはなりますが、鍛える過程で腰痛を起こすことはよくあるケースです。ましてや、痛みのある状態で治療目的で筋トレすることは危険なことです。予防で運動するときは、“痛みが出ないよう注意しながら”鍛えましょう。

◎膝痛

膝関節と半月板

スポーツ障害以外の膝痛で多いのは、変形性膝関節症、半月板損傷です。
しかし膝軟骨も半月板も痛みを感じる神経が通っていないので、痛みを感じる原因は他にあることがほとんどです。
筋肉、靭帯、腱などの痛みや関節のずれによる神経痛がありますが、痛みをまず軽減されることを優先します。軟骨や半月板の再生は自然治癒力であとからついてきます。
 →無症状膝のMRIにおける異常所見の発生頻度
軟骨や半月板は自然治癒しにくいとされていますが、自然治癒する環境が整えば、再生することは可能です。
 →ジグリング(貧乏ゆすり)で膝軟骨が再生


また病院では、膝の水が溜まったと、針を指して抜く場合があります。逆にヒアルロン酸などを注入することもあります。膝の水の主成分はヒアルロン酸ですから、抜いたり足したりいるわけです。
もともと膝の水は軟骨の滑りを良くするために関節包内に一定量存在していますが、様々な原因で関節の動きが悪くなると、この水を作りすぎてしまいます。
要は、水を必要以上の作ってしまう状態を改善すれば、水は溜まらなくなります。


◎肩痛

肩周りの筋肉

肩痛の代表に、四十肩・五十肩があります。正式名称は肩関節周囲炎といいます。
この疾患に関しては、施術しても早期に改善することは珍しく、1~2ヶ月は根気よく通院することが必要です。施術直後は可動域が広がって痛みが軽減しても、時間の経過とともに後退することが一般的ですので、あまり間隔を空けないようにしましょう。
放置していても1~2年で自然治癒することの多い疾患ですが、少しでも早い改善を目指しましょう。

肩痛の種類には他に、関節の動作時のズレ、寝ているときの関節の緩み、関節の入り込みすぎ、筋肉の強張り、神経痛などがあります。神経痛では頚椎だけではく、胸椎に起因するものがあります。ヘルニア等ではなく、椎体のねじれの場合は、比較的早期に改善します。


肩周りは自分でも反対側(痛くない方の)手が届きやすいため、つい叩いたり揉んだりしがちです。しかし、大抵の場合、その力が強すぎたりして逆に筋肉を痛めてしまうことが多いのです。
もしあなたが、グーをつくって患部を叩いていたとしらたら、同じ動作を自分の頬にやってみることを想像してください。それは痛いし、腫れてくることは容易に想像できますね。
叩くより、撫でてやったほうが痛みは和らぎます。
自分の身体に「コラッ!」とゲンコツをくれるのではなく、「いい子いい子」して撫でてあげましょう。


◎当院は医療機関ではないため、医療行為は行っておりません。各種健康保険も適用外です。
◎当院では器具等を使わず、施術者の手による(いわゆる手技療法)によって、骨格の歪みを整えたり筋肉の緊張を和らげたりして血行を促進するなど、自然治癒力に着目した方法により、身体を健康に導くことで様々な痛みや苦痛を改善しています。
◎できる限り少ない回数で改善を図りますが、重症の場合は複数回かかることがあります。